海外に行くと和食を食べたくなることがよくありますよね。でも、海外で和食を食べたことがある人なら「えっ!? これは違うでしょ!!」という経験をしたことが一度や二度はあるはず。そう、味がまずかったり、料理自体が何を勘違いしたのか別のものだったり……。
東南アジアのほほ笑みの国・タイには、そんな間違った和食があふれかえっている。特に注意したいのが、しゃぶしゃぶだ。しゃぶしゃぶなのに、なぜか店内には回転寿司用のベルトコンベアーがめぐらされており、寿司やしゃぶしゃぶの具、スイーツ（笑）やサラダ、チャーハンなどが流れているのである。
さらに驚くことなかれ。どうやらタイの人たちはしゃぶしゃぶの解釈を間違えているようで、日本の鍋料理を総称でしゃぶしゃぶとしている場合があるようなのだ。よって、しゃぶしゃぶのように少しだけ肉をお湯に浸すのではなく、鍋のように煮込んでから取り出して食べる。しかも、具が火の通りが悪いものが多く、煮込まないと食べられない。
タイでマトモな純和風のしゃぶしゃぶを食べられるのは、一部の日本人経営の高級しゃぶしゃぶか、ワールドショッピングセンターの『モーモーパラダイス』（食べ放題約1100円）と『信しゃぶ』（食べ放題約1100円）くらいだろう。特に低価格で人気の食べ放題しゃぶしゃぶ『SHABUSI』（食べ放題約830円）はタイ人向けであり、まったく日本とかけ離れたしゃぶしゃぶなので注意しよう。また、テ゜パート『マーブンクロウ』の最上階にあるしゃぶしゃぶ『神戸』（食べ放題約550円）は、やや日本式に近いが肉質がちょっと残念である。
オリジナル記事: タイの日本式しゃぶしゃぶは日本式ではない
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